誕生の経緯

誕生の経緯
神戸ワインの人気の裏で生じていたこと  
1984年から製造が始まった「神戸ワイン」は、神戸市西区にて栽培された「メルロー」「カベルネ・ソーヴィニオン」「シャルドネ」「信濃リースリング」といた最高品種のぶどうから生まれます。爽やかな飲み口とまろやかな味わいで、たちまち人気を博し世界的に高い評価を受けてきましたが、生産と同時にある問題が生じていました。それが、ぶどうを搾ったあとに残る“かす”。ぶどう自体が人間の口に入るものですから、かすも安全ではありますが、これまで使い道が限定されていましたので大量の搾りかすが廃棄されてきたのです。
神戸ワインの人気の裏で生じていたこと
“食の無駄”無くし、美味しいリーズナブルな和牛を提供  
「この搾りかすを、牛の飼料に生まれかわらせることはできないだろうか」と考えたのが、兵庫県内の食肉関連企業でした。実現すれば、エコフィードとして再利用し、資源の有効活用と飼料自給率向上を可能にし、さらに、搾りかすには抗酸化成分であるポリフェノールが含まれているので、牛の健康増進に役立ち良質な肉質となることもわかりました。安全安心なブドウの搾りかすを再活用し、美味しい国産黒毛和牛をお届けしたいという思いが、神戸ワインビーフという新ブランドを生んだのです。
“食の無駄”無くし、美味しいリーズナブルな和牛を提供
 
 
神戸ワインビーフ協議会の概要
設立背景 食の豊かさとともに、健康志向の中で、消費者のみなさんから兵庫県の畜産経営に対して、食の安全性を求める声が多く届くようになりました。それにお応えするためには、まずは畜産物の成長の要である飼料の安全性から見直す必要があったのです。そこで、長年食肉に関わってきたエキスパートである企業4社が発起人となり、専門の協議会を設立。2008年4月より、神戸の名産として知られる「神戸ワイン」の原料である神戸ワイン用ブドウの搾りかすを安全安心、リサイクルの観点から飼料の開発や飼育法の研究、生産販売等をスタートさせました。
設立目的 神戸ワイン製造時の副産物として出る搾りかすを飼料として活用すること。そして、美味しく安全、安心な国産牛肉を消費者のみなさんに提供することを目的としています。近年、畜産物流通の国際化にともない、日本の畜産業界では、生産コストの低減を図る動きが活発となっております。そのため、飼料の自給率向上と飼料コストの低減から、食品循環資源の再成利用等が推進されています。
 
 



ホーム
美味しさの秘密
誕生の経緯
こだわり
安心・安全
リンク
お問い合わせ